はじめまして。
きもの着付けゆきわ 着付け師の伴と申します。
簡単ではございますが、みなさまにご挨拶させていただきます。
小さい頃からのきもの好き病をこじらせてしまい、とうとう慢性化し抜け出せなくなってしまいました。お正月には晴れ着、普段にはウールの着物、夏には浴衣と、季節の着物を着るのがとても楽しみでした。
きっかけは、綺麗な端布に小豆を入れて作った祖母お手製のお手玉だったかもしれません。もしくは、古い着物をほどいて真綿を入れた半纏だったかも。
気がつけば祖母の横に座り、針に糸を通しながら私の着物の揚げを直してくれるのをずっと見ていました。
祖母の手を真似て作った小さなきものはあまりにも歪で、とてもお人形に着せられるものではありませんでした。
いつか自分で着てみたい、自分で仕立てみたい、髪を結ってみたい、そんな憧れが原動力だったのでしょう。
きものは洋服と異なり、できあがる形は同じものです。
そのストイックな形式の中でいかに個性と礼節を表現するのか、それがきものの最大のお洒落であり、最高にワクワクする瞬間です。
今のきものは、非日常への魔法です。
その魔法は、いつもとはちがう煌めくような魅力を与えてくれます。
その方の個性が最高に輝き、美しく気品のある装いでその日の誰よりも一番のヒロインになっていただきたい。
その特別な記憶が何年たっても心をときめかす、そんなお着付けの魔法使いでありたいと願っています。
お着付けでの出会い、同じきもの好き病をこじらせて闘病中の方、楽しく気楽に、きもの遊びをご一緒しましょう。
伴 万里子
ばんまりこ
■厚生労働大臣指定 着付け職種国家検定1級着付け技能士
■国際美容協会 山野流着装 奥伝講師
■全日本着装コンサルタント協会認定高等師
2014年11月13日お知らせ